誰にでも起こる動脈硬化
〜40才を過ぎたら要注意〜


日本人の死因の3割は、「脳梗塞」「心筋梗塞」「狭心症」「クモ膜下出血」など、動脈硬化が原因の疾患です。


■動脈硬化を知る。
人は皆、年齢を重ねると動脈硬化になります。動脈硬化は、ある種の老化現象とも言えます。 しかし、同じ年齢であっても、血管の状態には個人差があることから、年齢のほかに「高血圧」「高血糖」「高脂血症」「高尿酸血症」「ストレス」「喫煙」などの、生活習慣とのかかわりが考えられます。

動脈の層が厚くなったり、硬くなったりして、弾力性や柔軟性を失なった状態を、動脈硬化と言います。 これが細い動脈に起きた時を細動脈硬化、比較的太い動脈に起きた時を粥状動脈硬化といっています。 動脈硬化は、自覚症状がなく進行し、また心臓病や脳血管障害などいろいろな病気を起こす要因となるので、注意しなければいけない疾患です。

・粥状動脈硬化
血液中のコレステロールなどが、血管壁に沈着することによっておきる。

・細動脈硬化
喫煙などで、末端の細い動脈が継続的に収縮刺激を受けて、しだいに柔軟性がなくなる


■動脈硬化を予防・改善しよう。
動脈硬化の進行をおさえるには、生活習慣病のある人は、まずその治療が必要です。 ほかにも、次のようなことが、動脈硬化の進行をおさえ、予防にも効果的だといわれています。


◆善玉コレステロールを増す

動脈硬化の予防は、体内のHDL(善玉)コレステロールを増やすことが重要です。 まずは、自分の生活習慣を見直し、その改善に努めることです。 具体的には食生活を見直すことと、定期的に適度な運動を行ってください。


◆適正な運動
ストレス解消をかねて、適正な運動を習慣にしましょう。運動の目的は、肥満の解消だけではありません。運動を継続的に行うことで、善玉コレステロールが増えることがわかっています。


◆食生活の改善
まず肥満を予防することが重要です。 特に塩分の摂り過ぎや、動物性脂肪の摂り過ぎには注意してください。 塩分の摂取過多は、高血圧を招き、細動脈硬化の原因となります。


◆バランスの良い食事
食べ過ぎに注意し、栄養バランスのとれた食事をしましょう。 野菜や海藻類のほか、いわしやさばなど、DHA・EPAを多く含む青魚を多く摂取するように、心がけましょう。


◆ストレスを減らす
ストレスの状態が長く続くと、体の柔軟性や新陳代謝のバランスが崩れ、動脈硬化の危険因子となる病気を、誘発する場合があります。 またストレスは、血液を固めやすくしたり、血栓を作りやすくすることも、確認されています。


◆薬物による治療
動脈硬化の危険因子の改善、合併症予防のために、高脂血症、高血圧、閉塞性動脈硬化症などの治療薬を服用することがあります。


■動脈硬化の検査
動脈硬化の検査は、健康診断や人間ドックで行なうことが多いですが、生活習慣が乱れている人には、定期的な検診をお勧めします。 検査にかかる時間は、わずか数分程度で、衣服を着用した状態でも受けられるのが普通なので手軽です。


◆頚動脈エコー
血管の状態をモニターで見ることができる検査法であり、血管内壁の厚さやプラークの状態などを把握することができます。


◆PWV(脈波伝播速度)
血管の硬さを調べます。心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度の事です。血管が硬い程、この速度は速くなります。


ABI(上腕と足首の血圧比)
血管の詰まり具合を調べます。一般に、足首血圧は、上腕血圧より高いのが普通ですが、足の動脈が脂質などで詰まったりすると、血のめぐりが悪くなり、上腕血圧より低くなります。ABIが小さいと、血管が詰まっている可能性があります。


■動脈硬化の危険因子を自己チェック
45歳以上で、以下の項目に思いあたる方は受診をおすすめします。
・コレステロール、中性脂肪の検査数値が高い。
・血圧がたかい。
・たばこを毎日吸っている。
・最近のどが渇きやすい。
・よく頭痛がする。
・もの忘れが多くなった。
・手足がしびれたり、冷えを感じたりする。
・太っている。
・家族に心筋梗塞、脳卒中の人がいる。
・運動不足である。
・悩みがあり、ストレスが多い。
・甘いものが好き。
・夜にドカ食いをする。
・肉類が大好きで野菜はほとんど食べない。
・お酒をよく飲む。
・ラーメンのスープやめん類の汁は全部飲み干す。

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